無電柱化のはなし 美しい街づくりを

電柱は、街路樹より多い
 
 日本の都市の最大の特徴は、街の空が電線の「蜘蛛の巣」でおおわれていること。
世界の都市では、見られない。
ロンドンで電灯が普及し始めた19世紀、ガス灯会社は、競争相手に電線を架けることを許さなかった。
地中に電線を埋没するしかなかったといわれている。
欧米に限らず、貧しい国でも、ひとかどの都市なら、都市の電線は、地下に埋没されるか、建築物の壁を伝い伝い繋がっている。
電線の蜘蛛の巣城はない。
 日本中には3000万本の電柱がある。街路樹より多い。都市には、青空がない。
都市景観がいわれ、建築デザイン、街角デザインにいくら工夫をこらしても、電柱・電線が景観を台無しにしている。


共同溝の整備もやっと

 地中に埋める歴史は古い。
関東大震災復興の後藤新兵プランの最大の投資計画は、共同溝の整備であった。
電力、ガス、通信線などを地下にまとめて収容する計画だ。絵に描いた餅に終わった。
やっと昭和40年代になって、道路の頻繁な掘り起こし、交通ストップを減らすために共同溝事業が始められた。
 都市の美化の観点から電線を地中に埋める事業は、なかなか進まない。
5カ年計画が作られ、繰り上げ施工はされるが、大都市の都心部を除いては遅々たる動きである。
電力・通信などの効率・保全が依然として優先する考えが行政にある為。
人々の考えを直すべきです。


美しい街は、情報化時代の産業基盤

 都市が美しく誇りを持てて、国内、国外から優秀な人材を住み着かせることができる。
電線の地中化は、資金がいる。
しかし、下水道に光ファイバーを付設するなど21世紀に相応しい地下埋設の方法もある。
規制の緩和をすれば、手軽に地下埋設はできる。
架空でも裏道、宅地の背割りに架線するなどの工夫さえ、なかなか許されていない。
 技術的な問題のように見えるが、実は、政治が、都市での活動、住民に目を向けていないからです。
その結果が、電線の蜘蛛の巣城である。
ここでも改革の政治が待たれます。


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