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勤勉で、自然を愛し、進取の気性に富む日本民族、その民族の誇りに立つ政治を
新憲法をつくり、自ら国を守り、経済社会システムを21世紀に相応しいものに作り変える
そんな気概を国民に求める政治です
この大不況も小手先の対策では国を滅ぼします
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「本当に赤字なのか。成長があれば国債も国民資産だ」
1.国には資産もある、正確な赤字を明らかに
2.バブル不況へのまずい対応が、経済成長の芽をつんでいる
3.小手先の景気対策では間に合わない
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「佐賀まるごと21世紀プラン」
1.北部九州の大都市圏の中での役割をはっきりと持つ
2.自然・歴史を大事にし、教育・文化・科学・宗教の新規立地を
3.中小都市の魅力をつなぐネットワークを
4.県民所得を上げよう
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「本当に赤字なのか。成長があれば国債も国民資産だ」
建設国債が、戦後初めて発行されたのが、昭和42年です。
昭和50年の赤字国債の大量発行を経て、あれから30年で200兆円を超える国債残高となり、税収の約4倍となっています。
財政破綻だ、再建だ、行政改革となってきました。
大変そうだが、だが、待てよ!国の財政がうまくいくためには、国債増発が必要なこともあります。
不況には「節約」は、悪です。
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1.国には資産もある、正確な赤字を明らかに
民間が銀行から借りて投資をします。国家も経済活動のひとつ。
借金の片方に健全な資産があれば問題はないと思います。
素人談義?や、行政改革の成功例、ニュージーランドは、国の貸借対照表をつくり、それをみて対策を考えました。
わが国の再建議論にはそれがありません。個人の金融資産が1200兆円あるといわれるわが国で、国は正確にはいくらの資産を持っているのか、明らかにすべきです。
国が持つ土地、建物、道路などの資産を総ざらえして国債残高と比較すべき。
私は、国家に余力は十分あるとみています。
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2.バブル不況へのまずい対応が、経済成長の芽をつんでいる
バブルは、平成2年にかけての2〜3年、その崩壊からすでに7〜8年も経とうとしています。
素早い「損きり」などの対応をしなかったことが大不況を呼んだと思われます。
いま、投資意欲も、資金供給の活力も、極端に低調になっています。国全体が、希望を持たない。サービス化・ソフト化経済の「成長」は、何か。
電気通信などへの物的な投資だけでなく、ソフトの技術、さらには科学、教育、環境などへの幅広く、価値創造を求める国民の意欲が形になることです。
可能なことです。意気消沈していては、経済成長はありません。
成長がなければ国債の償還(国の借金の返済)もどんな計算をしても苦しい。
逆に、国民の間にビジョンが生まれ、意欲が出れば、成長は可能です。
GNPの成長が5%程度の市場活気の仕組みを、取り戻せるなら、国債増発も。
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3.小手先の景気対策では間に合わない
橋本内閣は、財政消滅をいうそばから、10兆円の金融システム救済の「交付国債」2兆円の特別減税、「ゼロ国債(国庫債務負担のこと)」による公共事業前倒しなどの対策を乱脈に打ち出しています。
「ダッチロールの飛行機」に国民は安心して乗れません。
21世紀初頭を見定めた「新しい経済成長」政策を政府は持つべきです。
公共投資も、コンピューター時代に相応しい公共事業、アジアなどとの交流を盛り上げるインフラ投資、世界の都市間競争勝つ都市改造などに重点化を図るべきです。
国債増発をしてでも新しい成長軌道にのる。
そのためには、国民の一層の勤勉、努力を呼び掛けるしかないでしょう。
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「佐賀まるごと21世紀プラン」
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佐賀は素晴らしい。
私は、2年3ケ月佐賀に住んで、そう思います。
大都市に、人が密集し、アクセク暮らすばかりなのに比べれば、自然の近さ、麗しさ、中小都市特有の人情味、暮らし易さ。
このよさを21世紀に一層、花開かせていくには、何を心掛ければいいのか、私なりの考えを書いてみました。
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1.北部九州の大都市圏の中での役割をはっきりと持つ
「佐賀」だけ孤立して高所得、高文化の水準が保たれ、発展されるわけがない。
世界を相手にし、中国、韓国などの近隣国際市場と交流を深めていく。
その経済文化の地域単位としては、北部九州5県の広がりでの地域連携を強めること。
ソフト化時代の流通、情報処理などの面倒な仕事は、福岡、北九州などの大都市に、おおらかに任せる器量もいる。
九州国際航空の立地を各県でいがみあうなど愚行だ。
「佐賀」は、佐賀の特性を生かす道を考えるべきではないでしょうか。
3県知事会議、日韓知事会議など、連携の組織を拡充すべきです。
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2.自然・歴史を大事にし、教育・文化・科学・宗教の新規立地を
「佐賀」は北部九州大都市圏の中で「頭」と「心」を育む「産業」の立地を役割分担で引き受けるべきである。
面白い指標がある。
職種人口比率で、佐賀が特化しているのは宗教です(2倍)。
美しい緑と環境に囲まれて、人生を深く考える県民性を現していると思います。
自然環境を大事にし、歴史的建築物の保存に力を入れるそういう「開発」を佐賀の21世紀ビジョンの中心に据える。
教育・文化・科学・宗教の新規立地で世界から人材を集める。
そんな視点が必要です。工場誘致にやたら補助金獲得では古い。
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3.中小都市の魅力をつなぐネットワークを
日本の21世紀を担うのは地方中都市です。
佐賀の諸都市が、いずれもその代表選手になれるという自信を持つべきです。
その課題は2つあります。
都市景観(美しい町づくり)を政策の第一に取り上げる。
住民が誇れるような町並み、電線の地中化、屋外広告の調和、公園、路地の整備、清廉な水環境など市民の知恵を生かす。
そんな都市には、新産業も自ら立地してくるものです。
2つには、都市ネットワークを形づける通信網、新幹線、日中フェリー、高規格道路などを整備すること。
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4.県民所得を上げよう
今は、中位以下の県民所得を、10番以内にする。
北部九州が、中国・韓国などに近い地理条件を生かして、首都圏、近畿圏を追い越すような経済成長を遂げるなら、その中で「佐賀」が優位に立てることは間違いない。
明治維新をリードした佐賀県人の奮起を期待したい。
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